WEB関連用語
広告関連の用語解説
広告関連用語は、事例で理解するとわかりやすいため、下記のケースを参考にして理解しましょう。
ある広告主の出稿を取り巻く状況を整理しています。まずは状況のところにあるそれぞれの内容を読んで、その後の用語解説を見ていきましょう。
広告主
アクセサリーを販売するECサイト
取り扱い商材
女性向けのネックレス
状況
集客のために、Web広告の出稿を決定
出稿方法はGoogle広告にてリスティング広告を実施(Googleで検索した時に検索結果画面に表示される広告)
Webサイトのゴールはネックレスの購入(CV:コンバージョン)
広告を設定して、1ヶ月間10,000円の予算を利用
広告の表示(IMP:インプレッション)回数が10,000回あったことがわかった
広告のクリック数(Click)は100クリック発生し、サイトに100名のユーザーがアクセス
表示あたりでクリックされた率(CTR)は1%、1クリック獲得に対して利用した費用(CPC)は100円
ゴールであるネックレスの購入数(CV:コンバージョン)は5件
10,000円の広告出稿で購入(CV:コンバージョン)が5件なので、1件あたりの購入にかかった費用(CPA)は2,000円
Click100件に対して、購入(CV:コンバージョン)が5件なので、購入される率(CVR)は5%
IMP(Impression)
IMPとは、広告が表示された回数のことです。インプレッションの略語です。たとえば、上記の例ですと、リスティング広告の例となりますので、Googleの検索結果画面に広告が表示されたらインプレッションは1になります。
CPC(Cost Per Click)
CPCとは1クリックあたりにかかる費用の単価のことです。Cost Per Clickの略称です。コスト÷クリック数で計算されます。事例では、10,000円の出稿金額に対して、100Click発生しているので、10,000円÷100Clickという計算式で算出され、CPCは100円となります。
この後のLessonで見ていく、リスティング広告や運用型ディスプレイ広告等ではこのCPCが課金体系となっているため、CPC●●円で広告を配信する。という様な使われ方で利用されることが多くなります。
CTR(Click Through Rate)
CTRとは、Click Through Rateの略称です。広告表示回数に対して広告がクリックされた率を表すものとなります。
− 計算式:CTR = 広告がクリックされた回数(Click) ÷ 広告表示回数(IMP) × 100
例:CTR = 広告がクリックされた回数(Click) 100回 ÷ 広告表示回数(IMP)10,000 × 100 = 1%
広告が表示された人がどのくらい興味を持ってくれているかを把握する指標となります。興味がない人たちにどれだけ広告を表示したとしても、Clickには繋がらないため、適切なユーザーに広告が配信されていないとCTRは下がる傾向にあります。逆に、適切な人に対して広告を表示することができればCTRは高くなり、サイトへのアクセスを増やすことができます。
CV(Conversion)
CV(コンバージョン)とは、Webサイト上で獲得できる最終的な成果(広告出稿する上での目的)のことを指します。最終的な成果は、それぞれのサイトやサービスによってことなるため、どのように定義するかによって、具体的な言葉の意味は変わってきます。
例えば、例で上げたケースでは商品購入が最終的なゴールのため、CVは商品購入となっています。他には、情報提供サイトやコミュニティサイトでは会員登録、企業サイトや商品情報サイトでは問い合わせなどがCVという様なケースがあります。
実際に自分でWeb広告を実施する際には、自分の出稿の目的が何なのかを定義して、CVを何にするのかを決めましょう。
CPA(Cost Per Action / Cost Per Acquisition)
CPAとは、CV1件あたりの獲得単価のことです。Cost Per Actionの略称です。新規顧客獲得に限定する場合はCost Per Acquisitionを使用します。
事例では、10,000円の広告費用で5件のCV(購入)が発生しました。この場合、1件のCVに対してかかった費用は2,000円になります。ですので、このケースでは、CPA = 2,000円となります。
計算式:CPA(顧客獲得単価) = 広告費用 ÷ CV(コンバージョン)
例 : CPA(顧客獲得単価)= 広告費用 10,000円 ÷ CV(コンバージョン) 5件 = 2,000円
CVR(Conversion Rate)
CVRとは、Conversion Rateの略称です。クリック数に対してコンバージョンされた数の率を表すものとなります。事例では、Click数が100件、CVが5件だったので、CVRは5%となります。
計算式 : CVR(コンバージョン率) = CV(コンバージョン) ÷ クリック数 × 100
例 : CVR(コンバージョン率) = CV(コンバージョン) 5件 ÷ クリック数 100 × 100 = 5%
CPM(Cost Per Mille)
CPMは事例の中には出てこなかった用語ですが、1,000インプレッションあたりの広告コストのことです。運用型ディスプレイ広告等へ表示されるだけで広告費用がかかる配信手法を利用する際に、1インプレッションあたりの課金では金額が小さくなってしまうので、1,000インプレッションあたりの金額が利用されます。
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